マイコンなどの電子工作やってると、マイ基板が欲しくなるものです。

調べてみると、レーザープリンタで回路図をプリントして、アイロンで転写出来るみたいです。

 

という事で、試してみました。

 

基板の設計は「Kicad」というソフトウェア、無料で提供されてる基板設計用CADです。

一昔前ならCADといえばウン十万円~百万円という事もあったのに、良い時代になりました。

 

とりあえず、作りたいものの外形にあわせてエッジカットラインを引き、部品を乗せて完成予想図をエクスポートしたのがこの写真。

いい感じに出来てます。

 

これをプリントアウトして、アイロンかけて転写して、余分な紙を落としてエッジングした(第2号)基板が次の写真。(右はプリントの余り)

あまり深く考えずに行動したせいで、大失敗しました。

 

一応、油性マジックで回路の補修もしたんですが、エッジング中に流れたようで、配線が溶けて無くなってます。

一方で、紙もある程度溶けるだろうと思ってたんですが、狭い部分に紙が残ってるところは銅が溶けずに繋がってしまいました。

 

失敗の原因は色々あると思いますが、まずはアイロンがけが悪かったこと。

 

他の人のブログなどを参考に、水で濡らした回路図の紙を銅板に貼ってアイロンしたのですが、第1号基板はずぶ濡れでアイロンかけたせいか、気泡や気化熱の影響か、半分も転写が進んでなかったです。

小さなアイロンを使っていたので、熱ムラや圧ムラで均一に転写されないという事もありました。

銅板も、適当に耐水サンドペーパー600番で1分磨いた程度なので、まだ油膜とか残っていたのかもしれません。

 

第2号もずぶ濡れですが、大型アイロンを使い、紙がパリっとするまで根気よくやったので前よりは安定したようです。

しかし、写真のような状況では使い物にならないので残念ながら廃棄です。

 

それから情報をもっと集め、ある程度満足のいく成果が出たのが第5号です。

写真はエッジング後、日光に透かしてるところ。

 

今回は、事前に丹念に銅板を磨き、アイロンがけは水を使わず圧は強めに、温度は計測してないので分からないですが、少し強めに時間も多めにやりました。

それでもやはり、トナーが剝げる時は剥げるようで、一部の配線が危うい状態になったので、前回の失敗を繰り返さないために、アクリル絵の具と爪楊枝で補修しました。(あとで除去できないかも?)

 

余分な紙を水でふやかして擦って落とすときは、細い場所には歯ブラシを使いました。

紙を落とした後、すこしだけ乾燥してきたら残りの紙がはっきりするので、丁寧に爪楊枝で落とすと良いです。(うっかり力を入れ過ぎるとトナーが削れて落ちます)

 

これでエッジング約15分、時々透かしながら銅の溶け具合を見たりして良い所で引き揚げてエッジング完了です。
アクリル絵の具で補修した部分は変色しますが、下地の銅は問題なく生きてるようです。

あとでアクリル絵の具除去しないといけないので、マッキー(青)のほうが良いかもですが、不安な方はお試しあれ。

 

とりあえずここまで出来たのだけど、トナー落としにラッカーシンナーを使ってみたら、全く落ちない。。。

レーザープリンタのトナーはラッカーシンナーで落ちるという情報は、必ずしもそうではないようです。

トナーは恐らく、アセトンで落とせるとは思うのですが、手元に無いので今はここでストップ中。

 

なかなか、自作基板の道は険しい。

 

 

ちなみに、第5号基板で転写に使った紙は「ナカバヤシ インクジェット用紙 デジカメ光沢紙PS A4 50枚入 JPPS-A4N-50」というやつ。→Googleで検索

一般には「ぶどう紙」や「りんご紙」と言われてるやつが良いらしいですが、あえて安物でトライしました。